最終処分場のデータから分かる努力目標

群馬県では、平成26年度に排出された一般廃棄物の総量が77万2,692tとなっています。
これは、県民1人あたりに換算すると、だいたい1人につき1日に1,051gくらいのゴミは出しているということになります。
そのうち、一般廃棄物は8割近く、事業系ゴミは2割強となっています。

平成22年度からの推移を見てみると、79万t台からほぼ横ばいながらも、徐々に減らしつつあることが分かります。

これに対し、群馬県にはすべて合わせて22カ所のごみ最終処分場が設置されています。

県内のごみ最終処分場であつかったごみの量は、平成26年度で8万5,771tと全体のごみの量からくらべて1割強となっています。

こちらも平成22年度からの経緯を見てみると、10万t台を超えていたものが、平成24年度には9万t台、
さらにその翌年には8万t台と着実に減らせていることが分かります。

ちなみに、引っ越しのさいに出る大型ごみや、オフィスで出た事業ごみなどは、最終処分場にみずから持ち込むことができます。
このように、ごみ焼却施設、粗大ごみ処理施設、最終処分場などに持ち込まれたごみは、平成26年度で9万5,190tとなっています。

一方、県内の最終処分場で埋め立てられた産業廃棄物は、平成26年度では約12.3万tとなっています。
そのうち、県内で排出されたものが4分の1程度の約3.5万tで、残りの約8.8万tは県外から回収されたものです。

産業廃棄物の内訳を見てみると、もっとも多いのががれき類となっています。そこから、ガラスくず、廃プラスチック類という順番で多くなっています。
一方、県外処理を行っているものでは、廃プラスチック類、汚泥の順番に多くなっています。

全体的にごみの最終処分量は減らすことができていますが、埋立地のキャパシティとなる残余容量は、平成22年度の119万立方メートルから、
134万3,000立法メートル、127万4,000立法メートルと一時的に増えますが、この2年間ではふたたび、119万6,000立法メートル、109万3,000立法メートルというように減少気味となっています。

群馬県では、今後も安定したごみ処理を行っていくために、ごみの減量だけではなく、処理施設をさらに充実させていく必要があることが分かります。

しかし、その一方で、埋立地に対する環境汚染などの悪いイメージから、地域住民の反対によって土地を確保することが厳しくなっているのも事実です。

これを解消するためにも、群馬県はより環境に優しい施設づくりを行うとともに、事業者へのしっかりした指導とチェックを行う努力が求められています。